突然の私を呼ぶ声に体がビクッと反応する。
「凜…」
「凜さん……」
声だけで分かる。
―――夏帆と美咲だ。
私を探して来たのか…
ははっ……私が心配かけてどうすんだよ。
二人の方へ、勢いよく振り向いた。
心配かけないように笑顔で―――
「わりーな、心配かけてっ。とりあえず今日は解散だ、解散」
嘘の笑顔だって、すぐに二人も気付いたと思う。
でも、何も言わずに、優しく微笑んでくれた。
お母さんはボロボロ姿で帰って来た私に、何も聞かず頭を撫でた。
そんなみんなの優しさに泣きそうになった――
でも、これ以上私が泣いてはいけない。
だから……絶対に泣かないと心に決めて、私は泣かなかった。
翌日、私はREDQUEENのメンバーを呼び出した。
怪我で体は悲鳴をあげてるはずなのに、誰ひとり欠けることなく集まってくれた。

