どこを歩いて来たのか全く覚えてない。
気が付くと病院の外。
いつの間にか雨が降っていて、私は雨の中に立ち尽くした。
「亜由美…」
私が目的で亜由美は利用されて、
心も体も傷ついて
私を庇って、あんな大怪我までして―――
私の―――
私のせいで―――
「…っ」
泣きたいのは亜由美の方だ。
なのに…涙が出てくる。
「っ……亜由美…ごめ……」
私が怪我すればよかったのに――!!
悔しくてたまらない。
腹が立ってたまらない。
亜由美をこんな目に遭わせた司達に―――
何より自分に。
「ふっ……ぅ……っ…ちくしょー…」
しばらく雨の中で泣いて、もう雨なのか涙なのか分からない。
きっと私の顔はぐちゃぐちゃだろう。
「凜!!!!」
「っ!?」

