gangな恋



また和弥に引き寄せられた私―――


てか顔近いんですけど……




「離せよばかっ」


「…さっきスルーしたからもう一度言うけど…、可愛過ぎなんだよ」


「………は?」


「クス…そんな凜から見つめられて、テンション上がんねー方がおかしいだろ」




私の右頬に触れながら、和弥は優しく微笑んだ。


整ってる和弥の顔は本当に綺麗で、魅力的で――




「何言って……」





“抵抗したい”て思ってるはずなのに、体は全然動かなくって




「キス…していい?」




私は和弥の目を見つめるだけ―――