声のもとへ振り向くと、和弥と同じく黒の特攻服を着た男の人がいた。
和弥のこと呼び捨てにするってことは、もしかしてこの人―――
「いつも時間を守らねぇ奴に言われたくねーよ、聖剛」
やっぱり!
この人が龍紀さんの弟の聖剛さん……
「ちぇっ釣れねー奴。………あ、もしかして……君がリンちゃん?」
「え?あ、はい…」
「…おい凜。なんで聖剛には敬語なんだよ」
「だって…先輩だし……」
目上の人には敬語だろーが。
ケロッと答えた私に、和弥は苦笑い。
「ぷっ……なんか、リンちゃんって、もっと厳ついイメージだったけど……可愛いっ!!」
「ぐゎっ」
「っ聖剛!!」

