目の前には和弥。
「どした?凜」
和弥は黒の特攻服を着ていた。
服装が変わっただけで、こんなにも感じが変わるのか―――
「……凜?」
「和弥…黒、似合うな」
「っは!?」
「え、あ…一応褒め言葉だ……」
「………」
すると、黙ったまま、和弥の顔はみるみる赤くなる………
え――?
なんか―――
なんだよ―――
私まで熱くなる。
「…っ!ほらっ行くぞ!」
「…あ、ああ」
その場の空気を断ち切るように、和弥はバイクのもとへ向かう。
私も和弥の後に続いて、バイクに跨がった。
「行くぞ」と言って、二人を乗せたバイクは走り出した。

