gangな恋



夏帆は周りに聞こえない様に、私の耳元で続けた―――



「相手が先輩ってのが凄いんじゃないっ」


「――そう?」


「そうよっ!だって…どれだけの女子が、先輩のアドレスと番号を知りたがってることか……」


「ああ……」




確かにそうかも……


和弥に憧れてる女子は数知れない。


でも目をつけられるのが怖くて、きっと和弥から教えてもらうことはできないはず。




「バレたら私…殺されそうだわ」


「でしょ?だから超〜貴重なのよ」




もしバレたらって考えただけで恐ろしい……


きっと平和な高校生活は送れないだろう―――