かなり上機嫌のお母さんはニコニコしながら和弥に話しかける。
和弥は話し方だけは敬語だけど、素の和弥だ――
学校でも猫被りせずに、こんな感じでいればいいのに………
そう考えながら眺めていると、そんな私に気付いたのか「どうした?」と和弥が首を傾げながら聞いてきた。
「和弥…学校でも素になればいいのに…って思って」
「……凜もだろ?」
「………」
そりゃそーだけど…
まともな事言われたら言い返せねーな……
「まっ…いいけどな」
「?いいって…?」
「凜、俺には素だし」
「??…和弥も私には猫被んねーじゃん」
「クス…まぁ、な」

