「…てめぇ……何者だよ」 「あ?てめぇだと?誰に向かって言ってんだボケ。……あたしの名前はリンだよ」 私が名前を言うと、男達の顔が青ざめた――― 「リンってまさか……REDQUEENの……あの伝説の」 「ごちゃごちゃうるせーんだよ!」 最後に一発ずつ殴って気を失ったのか、男達は静かになった。 私は携帯である人に電話をかけた。 「あー、たけちゃん?ちょっといろいろあってさ……」 電話を切って、女の子のもとへ歩み寄る―― 「大丈夫?」