片手にビニール袋を持って、笑顔でこちらに向かって来る。 「和弥…まじで来た……」 「ね?予想通り」 唖然とする私と違って、夏帆は当然って感じで笑っていた。 和弥は腰を下ろすと、買ってきたパンを頬張り出した。 「昨日は麻衣のことサンキューな」 「あ、あぁ。てか送っただけだし」 「あいつ…凜に憧れてるみたいで、上機嫌で帰ってきたぜ」 「…そっか」 自分が憧れの対象になるってのは変な感じだけど、そう言われると正直嬉しい。 なんだか少し照れ臭かった。