和弥に言われた通りソファーに腰掛けてると、コーヒーのいい香りが漂ってきた。
ぼーっと座ってたら、リビングのドアが開いて
「おは…よ………っえ!?リンさん!?」
麻衣ちゃんが入ってきた。
「おはよう麻衣ちゃん」
「麻衣、コーヒー飲むか?」
「え?え?なんで?リンさん?えぇぇぇ!?」
テンパりまくりの麻衣ちゃんを落ち着かせて、とりあえず三人でコーヒーを飲んだ。
それから私が拓海の姉ってことを伝えると、麻衣ちゃんはまたパニック状態になってた。
「んじゃ麻衣を頼んだ」
「はいよ。麻衣ちゃん行くよ?」
「はいっ!」
拓海とのデートのためにお洒落した麻衣ちゃんを、駅前まで送り届けることになった。

