gangな恋



へーぇ


自分も“QUEEN”って言われてたなんて知らなかった。




「さらにお似合いだな、俺達」




お似合い?


頭おかしくなったか…?




「KINGとQUEEN……お似合い、だろ?」


「…和弥とお似合いって……嬉しくねー」


「照れるな照れるな」


「照れてないしっ…えっ、ちょっ」




いつの間にか近くにあった和弥の顔―――


頬っぺたに優しく触れながら、和弥と私の距離がどんどん近くなる。


抵抗したいのに、和弥があまりに優しい顔をするから、




「………」


「凜…」




私は和弥を見つめることしかできなかった。