気がつけばもう夜である。

「くっ なんで
こんなことをいまさら思いだしたんだ…。」

ギルは頭を抱えながら
病室に戻る。


「あっ ギルさん」

「ああ あんた
元気そうだな。」

ちょうどさっき点滴を
終えたみたいだった。

「ココアでいいですよ

あ それとギルさんに
話があるんですけど。」


「なんだ?」

ココアは下にやっていた
目線をギルにあわせた。

「ギルさんが大怪我して
この病院に入院した原因の任務を一緒にやった人って

サイトって言うんじゃないでしょうか?」


「……なんで?」

なんの
巡り会わせだろうか
ギルは体の力が抜けた。