その剣の持ち主は彼だ。 ちなみに私は剣術において父様意外の人に負けた事がない。 「くそっ……」 彼はそう言い少女を庇うようにしながら,さっきよりも怒りを孕んだ瞳で私を睨み付けてきた。 私は彼を見つめながらゆっくりとしゃがみ,剣を地面に置き滑らせて彼の方にやった。