コイアイ〜幸せ〜

本当は、つららさんがいないのも計算のうちか!

いない所に、わざと呼んだな。

確かに、つららさんには聞かれたくない話なんだろうよ。



そこには、まるで王者の風格をたたえた男が一人、椅子にもたれ、足を組んで微笑んでいる。


つららさんは、こんな男と仕事をしているのか。

俺から見ても、悪魔にしか見えない。


「やりますよね」


一瞬、殺りますよね、に聞こえる自分が怖い。


「拒否権はなし、ですか」


とりあえず確認してみる。


「勿論ですが」


つららさん、この前、話し半分に聞いていたことはあやまるよ。

この男、目の奥は笑ってない。
俺も、目で殺される。


「命令ですから。貴方が満足するかは知りませんが、その話し引き受けますよ」


早く戻りたい。本能がそう言っている。

話しさえ終われば、ここから出られる。
そう思って、ふと、目線を横に反らした。


そして、俺の目線が止まる。




なんで、そこに、それがあるんだ・・・。