コイアイ〜幸せ〜

まわりがなんと言おうが、俺は信じない。
つららさんが、色仕掛けで仕事を取ったとか、松本と付き合っているだとか、そんなことは信じない。


つららさんは、そんな女では無いからだ。


けれど、何週間経っても、つららさんからメールさえ来ない。

きっと、忙しいに違いないことはわかっている。

俺から連絡をすればいいことなんだが、いざ、携帯電話のメモリーからつららさんのアドレスを開くと、何を打っていいのか迷ってしまう。


用はない、ただ、・・・声が聞きたいんだ。


携帯番号までは表示できるが、通話ボタンを押そうとすると、手が震える。

そんなことを、何回も繰り返している。


意識し過ぎだ!
思春期の童貞か、俺は!


自分自身にカツを入れてみるが、やっぱり駄目だ。


いくら経験を積んだからといって、・・・いや、積んだからこそか。



本気の恋っつうのは、怖いんだよ。



バカつらら、いつものように、連絡くらいよこせ。