コイアイ〜幸せ〜

まぁ、一途なのは本当だろう。
つららさんは腹黒いが、感情が豊かでわかりやすい。
女には珍しい、嘘がばれるタイプだ。
こいつに好かれた男は幸せだろうな。
まぁ、苦労はすると思うが。


「そういう宗助はどうなのよ〜」


俺に振るなよ。




「好きな奴には幸せになって欲しい、それだけだな」


急に振るから真面目に答えちまったじゃないか。


・・・そうか、俺も酔っ払ってるのか。


「幸せかぁ〜、幸せって曖昧だよね〜、目に見えないし〜」


本格的につららさんは、ぐだってきている。


「つららさん、そろそろ彼氏にでも迎えに来てもらえ。あんまり遅いと心配するだろ」


「了解でっす」


俺ってこんなに紳士的な男だっけか。
昔の俺だったら、とっくにお持ち帰りしていたはずだ。




しばらくした後につららさんを迎えにきた彼氏は、人のよさそうな普通の男だった。

コレの何処に惚れたんだ?
そんな思いをソッと閉じ込めて、つららさんを手渡す。

丁寧に挨拶をされたが、しっかりと睨まれてしまった。


まあ当然の反応だろう。