コイアイ〜幸せ〜

「なんとかなりそうなので、これで失礼します」


男は、そそくさといなくなった。


「解決したのかな、宗助、何を言ったの?」


泣かされるのは、目に見えている。

同期の仲間を、アホな男でダメにされるのが嫌なだけだ。


「さぁ?ただ、がんばれって励ましただけだ。自分で解決したんだろ」


「宗助、さすがは先輩だね」


疲れる、当の本人はこれだ。


もう知らないからな。
なんで、好きでもない女にこんなことやってるんだ、俺は。




お互いに昇進して、配属される部署も変わった。
毎日顔を合わせる訳でもなく、時々連絡するだけの関係になる。

けれど、仕事仲間としては頼りになるし、つららさんも俺を頼る。
そんな関係は、悪くはなかった。


俺には、付き合っている人もいることだしな。