コイアイ〜幸せ〜

年期の入った、型番落ちのパソコンに向かって作業を始める。


うぅ〜、処理も遅いし、空気もよどんでいるし、なんだかイライラする。


思い切って、部屋にひとつしかない小窓を開けはらった。


少し肌寒い風が入ってきて、私の身体をくすぐる。



はぁ、なんか疲れたぁ〜。


なんか、こう、精神的にダメージを受けたような気がする。


仕事に必要な連絡は、全て社内メールで済ますと時刻はすでに5時をまわっていた。


だるい…。


今日は早く帰ろう…。


ダメージが、身体まで侵蝕している。



私は、松本さんがいないだろう時間を見計らって、そっと執務室に足を運んだ。


ん〜、私って不審人物?


なんて思いながら、私物を取りに行く。


幸いにして、あの悪魔の姿が見えない事にホッとしながら、私は、夕暮れどきの街を眺めながらマンションに帰った。



携帯電話には、宗助からのメールが入っている。


『つららへ
最近忙しいが、週末にはデートしような。
なんかあったら、すぐに知らせろよ?
仕事の愚痴なら、いくらでも聞いてやるから』


ホントに心配症で甘い人。

嬉しかったけれど、私は、連絡を出来ないでいた。