コイアイ〜幸せ〜

「悪魔からだわ」


その言葉に、宗助の身体がピクリと震えた。


そう、時々だけれども、松本さんから仕事の電話がかかってくる。


私はなんとなく、その電話にでなければいけない気がしていて、少し敏感になっている所があった。



「宗助、離して」


私の腰に回している手が邪魔で、私はなかなか出られない。


どうしたんだろう、何かあったのかな?


「あらかた、今回の事件を黙殺するための確認だろ。お願いだ、…今日だけは、アイツの電話に出ないでほしい」


あっ、電話が切れちゃう。


「必要なら、またかかってくるだろ」


そうして私は、またベッドの中に捕らわれる。


しばらく鳴っていた着信音は、ピタリと鳴らなくなった。


「ゴメンな、もうこんな事は言わねぇから」


再び、宗助の体温に包まれる。


「つらら、ありがとな」


だって、今電話に出たら、宗助を傷付けてしまうような気がしたから…。



「大丈夫、会社で確認をとるようにするから、ね」


そんな彼の頭を、私はギュッと抱きしめ返した。


「甘い香りがする。…つらら、もう一回…してぇ」


獣再来っ!!


私は、宗助を身体に受け入れた。