コイアイ〜幸せ〜

山下さんも、言うようになりましたね。


「また随分な事を言ってくれますね。彼女達が俺をほっておいてはくれないんです」


今までは利用させてもらう意味でも、振り払うよりも相手にした方が、彼女達の優越感を適度に満足させて下手な敵意を持たれないで済むという意味でも、楽だったんですけどね。


「わかりました。松本さんのプライベートをとやかく言うつもりはありません。今後は、自分でなんとかして下さい。これでも、少しは心配しているんですからね」


今度は呆れられてしまった。
珍しいですね、俺の私情に口を挟むのですか。



今更止めるつもりはありませんよ。
けれど、もう少し厳選させて頂きましょうか。
今後は、興味がある方だけにしてみようかと思います。



…例えば、俺の目の前にいる、彼女だけに。



「それは、秘書としてのお願いですか?俺の事を想って?」


「会社の事を思ってです!会社が心配なんですっ!」


「そんなにムキにならないで下さい、可愛い秘書のお願いです、聞いてあげないこともないですよ?」




「貴方が、俺を愛してくれると言うならね」