コイアイ〜幸せ〜

こじんまりとした椅子に、ぽつぽつと数人しかいない休憩所。私たちは、他のお客さんと少し離れた場所にいる。

それにしても、ほこほこと身体があったかいな。


肩に触れる宗助の身体も、あったかくて安心する。


「なぁ、やっぱり泊まってかねぇ?」


宗助は、飲み干した牛乳瓶を手の平でもて遊びながらボソリと呟いた。



・・・泊まりって、そういう事だよね。


私だって、いつまでも宗助に答えを待たせておくわけにもいかないと思う。


ちなみに明日は日曜日だから、泊まろうと思えば泊まれてしまうんだよね。

優しい宗助、こんな人に愛されるなんて、幸せかもしれない。


宗助は、横に座る私の頬に手を添えると、自分の方に引き寄せた。


「俺さ、こんなに誰かを好きになったのは久しぶりなんだよ。余裕なんて無いから」


暖かい唇が、触れようとする。

これは、突然のキスじゃない。

宗助を受け入れる気持ちがなければ、してはいけないキスだと思った。