コイアイ〜幸せ〜

『つららさん、二日酔いしてないか?』


昼休みにメールを打ってみた。


『もうガンガンです。とりあえずウコンは私の心の友ですが、何か?』


それは、俺も飲んだ。


『おんなじだな。ところで大丈夫か?』


『なにが?』


短い文章だな。





『松本さんに、変なことはされていないかって意味だ』


このメールを送るのは、少し勇気が必要だった。



・・・返信が遅い。







『それはセクハラですか、パワハラですか?まあ、あの悪魔は相変わらずですね。でも、今日も仕事は完璧で悔しいくらい』


セクハラ?パワハラって、普段なにされてるんだよ、馬鹿。

無防備にもほどがある。


そんなメールでのやり取りの中に、つららさんがアイツに惹かれているんだろうなということがチラリとみえて、嫌な気持ちになった。

つららさんがその想いを自覚する、その時、俺はどうなるんだろうか。


携帯電話を閉じると、一度だけ深いため息をついた。


願いが叶うなら、そんな気持ちに気がつかないまま、俺のことを好きになって欲しい。


これじゃあ都合のいい、俺の我が侭だな。



一度だけと決めたのに、自然とため息が出た。