コイアイ〜幸せ〜

早く自我を失いたい。

宗助、私に心の安定を下さい。
頼りにしてるから。

隣の悪魔は放置して、宗助に助けを求めてみる。


「男にそう簡単に微笑むな。俺が嫉妬しちまうだろうが」


恐らく、私にだけ聞こえるように囁かれた。



ぎゃぁ!
ここにも爆弾男がっ!

だから困るんだってば、そうゆう発言は。

ここは、魔のトライアングルですか。

ただ楽しくお酒が飲みたいだけなのに、なんで拷問されているような気分になるんだろう。


「お待たせしました」


お店のお兄さんが、オーダーされた飲み物を運んできてくれた。


貴方を待っていたのよ、私。
もう、頼れるのは貴方だけなの・・・。


目の前のテーブルに置かれたお洒落な切り子のカットグラスに、熱い視線を送る。


「そんなに飲みたかったんですか」


新堂君が、不思議そうに尋ねてきた。


新堂君に今の気持ちはわからないだろうなぁ。


「今日は、そうゆう気分なのよ」


私、やさぐれてるんだろうか。


皆で乾杯をしたあと、ゆっくりとお酒を身体に流し込む。


「ん〜、幸せぇ〜」


つい顔がほころんでしまう。
こうして、飲み会はスタートした。