コイアイ〜幸せ〜

少しだけ、私を締め付ける力が緩んだ。

その隙に、失礼にならないように、かつ素早くその拘束を解いた。


みんなの顔が、私たち二人に集中している。
しかも、驚きの表情を浮かべて。


そりゃそうだよね。
来るとは思わない人が来たら、私だってそうなるもん。


「サ、サプライズゲストです」


うわぁ〜、なんとも言えないこの空気、私が悪い訳じゃないんだからね。


宗助も、美波ちゃんも、なんだかムスッとしていない?

誰か、私に優しい言葉を・・・。


「突然お邪魔して迷惑でしたか?帰り際に山下さんに誘われまして、断る理由も無いですし、俺も皆さんと飲んでみたかったんですよ」


・・・!!!


誘ってない!
誘ってないから!

優しげな笑顔で、なんてことを言ってるんですか、この人はっ!

あ、今、なんか泣きたいです・・・。


「まさかっ!迷惑なんて思っていませんよ!俺、松本さんと飲めるなんて嬉しいっす」


佐々木くんっ!
君のその若さが眩しいよ。


「そう言ってくれると、嬉しいですね」


「俺もですよ、こんなに近くで話しを聞けるんですから」


新堂くん!!

持つべき者は、素敵な部下達だよ・・・。