コイアイ〜幸せ〜

むりむりむりっ!
身体検査なんて、無理っ!

身体中に鳥肌が立つ。

・・・でも、今の言葉。


「今、自分がやったと認めましたね」


「気丈な女だ。いいよ、認めてあげる。でもね、今の自分の状況、わかってるのかな?」


肩に置かれた手が、徐々に前の方に伸びてくる。


「ばれたとしても、会社自体を買収すれば悪事は揉み消せる、そういう事ですか」


「そういうこと。君、頭の回転がいいね、松本にはもったいない。僕の会社で、働かせてあげるよ」


耳元に息使いを感じる。


「どう?僕の下で働かない?優しくするよ、気持ちいい事もしてあげる」


両腕が伸びてきて、ジャケットがゆっくりと脱がされていく。


「・・・に・・・です」


「ん?なに?」


左耳に、尾田直人の囁きが聞こえる。
甘い、誘惑の声だ。

私は、お腹の底から搾り出すように声を出した。


「絶対に、嫌です。たとえ貴方に何をされたとしても、それだけは、変わりません」


これは、私一人でのこのこやって来た、私の失態だ。


「馬鹿な女だ。じゃあ、遠慮なく犯すね、後悔でいっぱいになるように」



ごめんなさい、本当に私は馬鹿だね。