コイアイ〜幸せ〜

「こんにちは、リライズコーポレーションの山下です。松本の代理で伺いました」


綺麗なエントランスね。


「アポイントは確認しました。社長はすぐに戻られますので、二階の応接室でお待ち下さい」


可愛い受付嬢に案内されて、私は二階の部屋に通された。


へぇ、いい趣味してんじゃない。
簡素に見えて、かなり質のいいテーブルや置物たちに、尾田のセンスがうかがえる。

でもなぁ・・・。

とりあえず、ここでおとなしく待つしかないか。




私がこつこつ集めてきた資料がある。
その資料を調べていくうちに、最後にはどうしても、この人物が浮かび上がってくるのだ。


秘書って仕事は、曖昧なんだよね〜。

何かを立ち上げるわけではないし、何かノルマがあるわけでもない。
自分の発想で、いろんな事をしてしまえる、曖昧な部門だ。

もちろんスケジュール管理や調整、情報整理なんかは大変なんだけどさ、なんかこう、ウズウズとしてきちゃうじゃない。