円陣でただ肩組むだけなのに島田に触れれるドキドキ感と緊張で心臓がやばい。 相変わらず華奢な体で少し俺の腕に触れる島田の髪。 「山ちゃーん」 担任を呼ぶ晴斗の声。 「なんだ、お前ら」 「山ちゃん中入ってさ掛け声やってよ」 晴斗が話を続ける。 「俺リンチされてるみたいだな~」 とか言いつつズカズカ中に入る山ちゃんは憎めない教師だ。 「1組優勝ー」 「「オー」」