「えっと、あのカッコイイ人のクラスは........。あっ、あった!!」

「何組??」

「私達と同じで、三組だよ。やった〜〜〜〜。」

「よかったじゃん。由美!!」

「うん!! てか、もうこんな時間。行くよ。朋美!」

「うん。」



案外と言うか、当然と言うか、校舎はとても綺麗だった。

校庭も、整備されていて、広々としている。

まぁ、それもそのはず。

ここは、頭が良くないと入れない高校なのだ!

そう。ここは、偏差値75もあるのです。

私と由美は、一生懸命勉強して、ここ"聖懍高校"へ入ったのだ。


綺麗な校舎に入ると、中もすごく綺麗だった。生徒の声が、騒がしかった。

その中を、歩いて行き、クラスの前まで、行った。

「朋美っ。緊張する!」

「うちも。まぁ、行こうよ。」

「うん。じゃあ、イッセイノセって言ったら、入ろう。」

「え〜〜。面倒。由美だけやったら。うちは、もう入るから。」

「ちょっと〜〜〜。もういいや。普通に入ろう‖」


ガラッ


教室も、めっちゃ綺麗だった。



自分の席を探していると、由美が、言ってたカッコイイ人が、いた。
(由美には、言ってないけど、私もいいな〜〜〜って、思ってました。)

彼を見てると目が合ってしまった。

彼の目を、見てると吸い込まれそうで、とっさに、目を逸らした。

でも、本当はもうちょっと、見たかった。

そう思って、席を探していると、由美が後から、教室に入ってきた。


「朋美、うちの席、どこ??」

「えっと、由美は......あっ、ガリ勉の男の隣で、一番前だよ〜〜〜。」

「ガ〜〜〜ン。最悪。」


「なんで?? いいんじゃん。由美には、お似合いだよ。」

「なんで?どこが?あんなやつイヤ〜〜〜〜。」

「そんな由美は、ほっといて、うちの席は.......あっ。(あの人の隣。)」
「ほっとくな! もうちょっと、かまって。てか、朋美の席どこ??」

「あ〜〜〜〜。由美が言ってた、カッコイイやつの隣だよ〜〜〜〜ん。それも、一番後ろです。」

「えっ、うそ。いいな。
朋美、私達、親友だよね ?」

「そうだけど。それが何?」