それから一年。
遙はあたしの隣にいない。

「あれ?キミ、去年一緒に来てた人は?」

「イギリスに転校になったんです。
すぐ日本に戻ってくるって言ってました。
でも、帰りの飛行機が海に落ちて・・・」

「そうか・・・
ごめんな、こんな事聞いて・・・」

「いえ、大丈夫です・・」

さようなら、と言い、
あたしは遙と一緒に花火を見た場所に向かった。