今日から新しい生活が始まろうとしている。

私は、目覚ましがなる30分も前に起きてしまった。
空は晴れ渡り、温かな風が吹く。
そんな日だった。

私は、早速制服に着替え、お母さんに見せた。
「千春、似合ってるよ」
「あぁ、学校がんばれよ。」
そう言ったのは、お母さんとお父さん。
「おっ、お前もとうとう中学か」
お兄ちゃんが2階から降りてきた。

私は、忘れ物がないか何度も確かめ、
髪形や、身だしなみも時間をかけて整えた。

待ちくたびれて、家の中をうろうろしていたころ

ピンポーン
という音が鳴り、私は、かばんを肩に掛け
急いで玄関に向かった。
ドアを開けたと同時に
「行って来まーす」
と、大声で叫び友達のところへ走った。

「おはよー」
というのは、いつものメンバー。

親友の里香に、
盛り上げ役の慎吾、
知的な太一。

小学校からの付き合いで、
学校も一緒に行っていた。

中学生になるということもあり、
話は、盛り上がり、あっという間に学校についた。

運良く4人は同じクラス。
1年B組

「よし、教室行くか」
「うん、行こう!」