♢ 「どの花にしようか?」 彩り鮮やかな花の色。 香る、花の匂い。 囲まれたその中で、 青磁先生は独り言とも、 問いかけとも言える口調で、 呟く。 たくさんあり過ぎて迷う。 でも、 私は一つの花を見つけると、 もうその花から視線がそらせなかった。 小さな、 小さな 白い菊の花。