桜ノ籠 -サクラノカゴ-


そうして、

私は、闇へと堕ちていった。



深く、


深く、


暗い、闇の中へと、



動くことを忘れる程にーー





紅い季節は、

涙で顔がぼろぼろになるほど、
泣き続け、




白い季節は、

自分の罪が苦しくて、
心も体もぼろぼろになった。



そして、

桜色の季節は、


ただ、



桜を眺めるだけ、



桜に記憶も想いも感情も、
閉じ込め



ただ、

日々を過ごした。