桜ノ籠 -サクラノカゴ-


「…すきだよ。カズ兄」


すき、

大好き。


この想いが兄としてなのか、
男の人としてなのか、

なんて、わからない。

でも、

すき。


だいすき。




誰より、

いつも、

思い続ける程にーー…




「伽羅…」


私の耳元で小さく名を呼び、


カズ兄は、私の頬にキスをする。