「羽子と来太は合わなかったと思うよ,私。」 酒とつまみを女二人で食い荒らす姿は,まさに負け犬。 「…喧嘩も人の倍はあったしねぇ。」 こくりと頷く友人に苦笑い。 それでも隣を歩きたかったのは,来太が好きだったから。 そして今現在も。