「……はぁ。」



まぬけな声の主はもちろん私で。



彼の視線の先には食い荒らされたスルメの残骸。



「スルメイカを抱く趣味はない。」



強烈な匂いに薄々気が付いていたけれども。



明衣と私の女二人の世界だったし,気にする必要はなかった。



そんな時に突然の来客。