さよならの日々

「何下むいてんだ!!」



突然、大きな声が俺に向けられる

その声はいつも俺を助け、俺を支えてくれた声だ。


ゆっくりと上を向くと、そこには慎太郎がいた。

俺は言った。


自分の情けなさを

球の遅さを

ブランクを

水のように慎太郎の耳に流し込んだ。