過去の空



「……え?」


予想外の文面に、ア然としてしまう。


それと同時に、頭の中が真っ白になっていく。



「今まで、そんな事思ってたんだ?…」



じゃあ、あの笑顔は?



そんな事を考えていると、


もう一枚の便箋が、音もなく
床に落ちる。














俺は、力の抜けた手でそれを掴むと



ゆっくりと目を落とした。