絵文字一つない、無機質な字。



【千裕、ごめん。もう、別れよう】






足元から崩れ堕ちそうになる脱力感。



だんだんと込み上げる

虚しさ。




「嘘、だよ…な?……」


小さな独り言は、


暗い室内の中に吸い込まれ


消えていく…