私とケン

でもその気持ちに気づいた直後、
すごい動揺したのを私は覚えている。

今まで親友だった相手を、恋愛対象として見てしまったからだ。

その気持ちは決して収まる事無く、徐々に
大きくなっていった。

そして、私はついに告白してしまう。

今思えば、私は焦っていた。
卒業が迫り、私は私立中学、ケンは公立中学で
離れ離れになる!と思い込んでいたのが最もたる原因だった。

家は近いのだから、中学生になっても会う事を可能だったはずだ。

でもそんな事は当時思いもしなかった。

1997年2月3日、私はケンに想いを告げた。

ただ一言で!

「好きだよ」