私とケン

メッセージの内容はこうだった。
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ゆき さん

突然のメッセージすみません。
小学校の頃6年間一緒だったケンです。
覚えているでしょうか。
まさかSNSに居るとは思ってもいませんでした。
見つけた時、思わず懐かしさがこみ上げてきて
ついつい、メッセージを書いている次第です。

元気ですか?
私は、社会人3年目にして、社会に疲れてしまいましたw

以上です。

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私は念のため、「KEN」という人物のプロフィールも見に行った。

どうやらあの"ケン"らしい。

なんたるタイミングだろうか!?
嬉しさよりも驚きのほうが大きかった。


しばらく固まっているとメグが戻ってきた。

どうしよう?言うべきか・・・いや、今はメグとヤマトの一件が先だ!
私は気が気でなかったが、いったんメッセージの事は忘れるよう心がけた(まぁ無理だが)

氷が解けて薄くなったメロンソーダを一口飲むとメグにこう言った。

「メグ、よく聞いて。色々私の事考えてくれて嬉しかった。
今度は私がメグの事を考える番よ!」