「クラス同じでよかったねー。」 「うん‼」 私達のクラスは1年B組。 同じクラスになれたことが嬉しすぎてこの後起きることなんて思いもしなかった。 「あい…見て…なんなの、この人だかり。」 「なんかあるのかなぁ。?」 私たちのクラスの前にはたくさんの人だかりができていた。 「ちょっと見てくる!」 「あ、待って。」 美香が人だかりの中に入っていく。 私も美香の背中を追って人だかりの中に入った。 「美香…見て…。あれって…」 美香の視線をたどったとき。 もう私の人生の歯車はまわっていた。