「で、今日は何やらかしたの」

パーテーションに仕切られたコピー機置き場の片隅で、超冷たいお言葉。

アイスコーヒーをなみなみと注いだグラスを乗せたお盆が、カタカタと音をたてるほど震えている。

キレちゃダメ!堪えるのよ、私。

近くにある棚にとりあえずお盆を置いて、どうぞと促した。

「俺、午後有給予定だったんですけど」

そんなことは私の知ったことじゃないっての。イラつきながら投げ返した。

「スイマセンね!貴重なお休みを。どうして貴方じゃなきゃいけなかったんですか?他の人でよかったのに」