ちょうど桜が咲いた頃だった。



私はどんな表情をして、あの道を歩いていたんだろう。



現実と欲望が混じり合った醜いこの世界で


私も春樹も

お互いストレスが溜まってるのを感じながら、私の関係は続いた。




元カノという大切な存在があるから

私は春樹を好きになるべきでは無かった。

分かっていながら愛し続けた。

春樹を求めてはいけないと分かりつつ

心の奥底で
元カノが居なければ良いのにって


結局春樹を求めてしまう。


辛いと分かっていて

春樹の所に戻ったのに

辛いと

泣き出す私に


きっと


罰が当たったんだ。



人間の醜い感情から生まれたのがこの現実なんだ。




どぅ春樹に伝えようか?



ねぇ 春樹


最近薄々感じていた。


体に変化があって


もしかしたらと思ったけど


怖くて

病院に行かなかった。



でもやっぱり

行かない方が怖くて

今日行ったら




ねぇ 春樹



あなたの


子供が



赤ちゃんが



私の中にいたよ。