しゃぼんだまと道化 *28page*





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ひときわ大きく、鐘の音が響き渡った。


同時に、もっともっとたくさんのしゃぼんだまが、空へと放たれた。



パチン、パチンと弾けるしゃぼんだま。


その中に、紫と紅を見つけた。


2つの色は仲良くクルクル。楽しそう。




「これでお前は、私のモノだ」



その低い声は、なんでだろう。

少しだけ、優しかった。




ボクは、女の子に向かって手を伸ばす。

するとほらまた‥


女の子は、ボクがここに居るってわかるのかな?


ここからだと小さくて、ハッキリと見えないけれど。


それは‥

ボクの大好きな、大好きな笑顔だった。



パチン‥パチン‥




しゃぼんだまが、伸ばした手に触れる。




パチンーー‥パチン‥




「あ‥」



しゃぼんだまが触れた部分からだんだんと‥




パチン‥パチンーー‥




ふわふわと、風に流れるしゃぼんだま。



「しゃぼんだまの道化」

「なんだ」

「願い事は、絶対だよね?」

「あぁ、安心しろ」



その顔が優しく笑った。
だから‥大丈夫。



「どうか、どうか‥」



ずっと、ずーっと幸せでいて。

ずーっと笑顔を絶やさずにいて。



アメジストから、ダイヤモンドが零れ落ちることのありませんように。


今まで、一緒に遊んでくれて‥



「あり‥とーー‥」