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ひときわ大きく、鐘の音が響き渡った。
同時に、もっともっとたくさんのしゃぼんだまが、空へと放たれた。
パチン、パチンと弾けるしゃぼんだま。
その中に、紫と紅を見つけた。
2つの色は仲良くクルクル。楽しそう。
「これでお前は、私のモノだ」
その低い声は、なんでだろう。
少しだけ、優しかった。
ボクは、女の子に向かって手を伸ばす。
するとほらまた‥
女の子は、ボクがここに居るってわかるのかな?
ここからだと小さくて、ハッキリと見えないけれど。
それは‥
ボクの大好きな、大好きな笑顔だった。
パチン‥パチン‥
しゃぼんだまが、伸ばした手に触れる。
パチンーー‥パチン‥
「あ‥」
しゃぼんだまが触れた部分からだんだんと‥
パチン‥パチンーー‥
ふわふわと、風に流れるしゃぼんだま。
「しゃぼんだまの道化」
「なんだ」
「願い事は、絶対だよね?」
「あぁ、安心しろ」
その顔が優しく笑った。
だから‥大丈夫。
「どうか、どうか‥」
ずっと、ずーっと幸せでいて。
ずーっと笑顔を絶やさずにいて。
アメジストから、ダイヤモンドが零れ落ちることのありませんように。
今まで、一緒に遊んでくれて‥
「あり‥とーー‥」

