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どれだけの月日が流れたかな。
いつしかボクは、
女の子から離れ、
クラウンと一緒に遠くから見守るようになっていた。
女の子には友達がたくさん出来たから。
何より、ガーネット色の瞳をした男の子が側に居たから。
ボクが居なくても、女の子は笑ってくれたから。
ボクが居なくなった日。
女の子はそのアメジストをゆらゆらさせながら、ボクを探してくれた。
嬉しかった。
でももう‥側には居られない。
だってボクは‥
ーー‥人形だから。
もしも、
道化に頼ることなく
普通の人形のままでいたならば、ボクはずっとずっと
女の子の側に居られたのかもしれない。
声を聞き続けられたのかもしれない。
でもきっと……
これで良かったんだ。
もう、
女の子の声は
聞こえないけれど……。

