楽しかった。
過ぎていく日々。
空は泣いたり笑ったり。
風はとても気まぐれで。
大気は暑かったり寒かったりを繰り返す。
刻が過ぎる中で、女の子の友達も増えていった。
元々、ヒトを惹きつける瞳の持ち主だから。
それが至極当然のことなんだ。
女の子は成長していく。
たまに泣いちゃうときもあるけれど。
次の朝になれば、笑顔でお日様の下へと出る。
幸せそうだった。
そんな中。
日を追う毎に分かっていく。
ボクが“人ではない”ということ。
女の子のアメジスト。
あの頃は同じくらいの高さだったのに、今は見上げなきゃならない。
女の子の手。
今はもう、ボクの方が小さい。
人は成長していく。
ボクにはそれが、
ーー‥出来なかった。

