しゃぼんだまと道化 *28page*





楽しかった。
過ぎていく日々。


空は泣いたり笑ったり。

風はとても気まぐれで。

大気は暑かったり寒かったりを繰り返す。


刻が過ぎる中で、女の子の友達も増えていった。

元々、ヒトを惹きつける瞳の持ち主だから。

それが至極当然のことなんだ。



女の子は成長していく。

たまに泣いちゃうときもあるけれど。

次の朝になれば、笑顔でお日様の下へと出る。


幸せそうだった。




そんな中。




日を追う毎に分かっていく。


ボクが“人ではない”ということ。



女の子のアメジスト。

あの頃は同じくらいの高さだったのに、今は見上げなきゃならない。


女の子の手。

今はもう、ボクの方が小さい。



人は成長していく。




ボクにはそれが、

ーー‥出来なかった。