しゃぼんだまが‥見えた。
美しく、ふわふわと。
太陽の光に照らされるまんまる。
誰が‥吹いているの?
ーーーーーー‥
今日の空も清々しくて。爽やかな風が、撫でては通る。
ふわふわしたスカート。
女の子はそわそわと、キョロキョロしながら木の下まで歩いてきた。
「こんにちは」
声をかけると、女の子はその小さな肩をビクッと上げてボクを見た。
「どうしたの?」
「なんでも‥ない」
アメジストは下を向き、ギュッと握られた両手は、胸を押さえた。
「探しているの?」
ボクは問う。
「お人形さんを」
ボクが優しく微笑むと
女の子の瞳はユラユラ、ゆらゆらと揺れ始める。
「いなく‥なってしまったの」
首からさげられた小瓶。
キラキラ、きらきら
光ってた。
「泣かないで」
大きな大きなアメジスト。
ーー‥零さないで。
「ボクだよ。わかるかな?」
「‥え?」
見開いた大きな瞳が、だんだんと柔らかくなり‥
「一緒にあそぼっ」
満面の、笑顔へと変わった。
……パチン

