ほら。

キラキラとした光が降り注いで、ボクはゆっくりと丁寧に持ち上げられる。



「今日はどこにいく?」



アメジストによく似た、紫色の大きな瞳が笑ってる。



「やっぱり、あそこだよねっ♪」



ボクは、女の子の胸に抱っこされて、

ゆらゆら‥ゆらゆら

暖かな外へと出た。



柔らかく吹く風が、白いレースのカーテンをひらひらと揺らして、

女の子のふわりとしたスカートも、ひらりと舞い上がった。