日に日に、お友達が増えていった。
女の子の美しいアメジスト。
それは、ヒトを惹きつける。
「キレイな瞳だね」
「ありがとう」
ニコニコ、ニコニコ。
ボクの心も温かくなる。
ーー‥あれ?
ココロ?
ココロって、何?
「ねえ」
「なぁに?」
「いつも一緒なんだね」
「ん?」
「お人形さん」
ボクは動くことが出来ない。
「取ったーっ!!」
「え、あっ」
突然、ボクの身体がグイッと引っ張られて。
「返してっ」
必死にボクを取り返そうとしてる女の子が見えた。
「ほらっほらっほーら」
ボクを掴んだイジワル顔の男の子は、ぴょんぴょんと跳ねて女の子をかわす。
「返してあげなよ」
「可哀想でしょっ」
他のお友達の言うことなんか、全く聞かない。
「返してっ」
「ヤダ」
「返してよっ!!」
その時だった。
「きゃ‥」
男の子を追って登った木から、女の子の身体が離れていく。
「危ないっ!!!」
ボクは、お友達の前で声を出してしまったんだ。

