しゃぼんだまと道化 *28page*





日に日に、お友達が増えていった。


女の子の美しいアメジスト。

それは、ヒトを惹きつける。



「キレイな瞳だね」

「ありがとう」



ニコニコ、ニコニコ。

ボクの心も温かくなる。



ーー‥あれ?

ココロ?


ココロって、何?





「ねえ」

「なぁに?」

「いつも一緒なんだね」

「ん?」

「お人形さん」



ボクは動くことが出来ない。



「取ったーっ!!」

「え、あっ」



突然、ボクの身体がグイッと引っ張られて。



「返してっ」



必死にボクを取り返そうとしてる女の子が見えた。



「ほらっほらっほーら」



ボクを掴んだイジワル顔の男の子は、ぴょんぴょんと跳ねて女の子をかわす。



「返してあげなよ」

「可哀想でしょっ」



他のお友達の言うことなんか、全く聞かない。



「返してっ」

「ヤダ」

「返してよっ!!」



その時だった。



「きゃ‥」



男の子を追って登った木から、女の子の身体が離れていく。






「危ないっ!!!」






ボクは、お友達の前で声を出してしまったんだ。