しゃぼんだまと道化 *28page*





ボクは匣に戻ることがなくなり、

寝るときも
外に行くときも

ずっとずっと、女の子の胸に抱きしめられていた。



ずっとずっと一緒。

穏和な生活。


花の香りが辺りを潤し、優しい太陽がキラキラと輝いていた。

そんな時、



「こんにちは」



その声に振り向けば、
女の子と同い年くらいのお友達。



「こんにちは」



女の子も、笑顔でご挨拶。



「一緒に遊ぼ」

「うんっ」



たたたっと走って入った、友達の輪。

女の子が笑ってる。



それだけで、ボクは嬉しかった。