ボクは匣に戻ることがなくなり、 寝るときも 外に行くときも ずっとずっと、女の子の胸に抱きしめられていた。 ずっとずっと一緒。 穏和な生活。 花の香りが辺りを潤し、優しい太陽がキラキラと輝いていた。 そんな時、 「こんにちは」 その声に振り向けば、 女の子と同い年くらいのお友達。 「こんにちは」 女の子も、笑顔でご挨拶。 「一緒に遊ぼ」 「うんっ」 たたたっと走って入った、友達の輪。 女の子が笑ってる。 それだけで、ボクは嬉しかった。